車両保険
車両保険は、偶然な事故により被った被保険自動車自体の損害を補償する保険です。
まずは車両保険がどのようになっているか簡単に見てみましょう。更に詳細については「自動車保険のしくみ」の車両保険の項をご覧下さい。
車両保険の保険金額(補償額)
車両保険の保険金額は、被保険自動車と同一の用途・車種・車名・型式・仕様・初度登録年月の自動車の市場販売価格相当額(時価)をもとにして決められます。
免責金額(自己負担額)
車両保険では、分損時の損害額の一部を自己負担とすることで保険料を安くすることができるようになっています。この自己負担分を免責金額といいます。
1回目の事故と2回目の事故で異なる金額を設定する増額方式と事故回数に関わらず同額を設定する定額方式があります。
| 1回目の車両事故 | 2回目の車両事故 | |
| 増額方式 | 0万円 | 10万円 |
| 3万円 | 10万円 | |
| 5万円 | 10万円 | |
| 定額方式 | 10万円 | 10万円 |
| 20万円 | 20万円 |
車両保険で支払われる保険金
車両保険で支払われる損害保険金の金額は、全損時は事故時点での時価(ただし契約保険金額が限度)、分損時は損害額から免責金額(自己負担分)を差し引いた額(ただし事故時点での時価が限度)です。
これに加えて、損害の防止・軽減、諸手続、代車、レッカー代等の費用も所定の限度内で支払われます。
車両保険の種類と保険金額による保険料の違い
それでは、車両保険の種類・保険金額による保険料の違いについて見てみましょう。
| 車両保険の種類 | 保険金額 | 保険料 | 差額 |
|---|---|---|---|
| なし | 0円 | 52,660円 | − |
| 車対車+A | 150万円(免責5−10万円) | 77,270円 | 24,610円 |
| 車対車+A | 150万円(車対車免責ゼロ) | 81,340円 | 28,680円 |
| 一般 | 150万円(免責5−10万円) | 104,960円 | 52,300円 |
| 一般 | 150万円(オールリスク免責ゼロ) | 110,560円 | 57,900円 |
上の表は、某国内損保の保険料を車両保険の種類・保険金額を変えて見積もった例で、算出条件は以下の通りです。
| 契約者: | 32歳男性 |
| 車種: | H13年式トヨタマークU2000グランデ |
| 年齢条件: | 30歳未満不担保 |
| 等級: | 10等級 |
| 対人賠償: | 無制限 |
| 対物賠償: | 無制限 |
| 搭乗者障害: | 1000万円 |
| 人身障害: | 5000万円 |
| 家族限定割引、ゴールド免許割引適用 | |
これを見て分かるように、対人賠償、対物賠償、搭乗者傷害・人身傷害の場合と比べて、補償条件の違いによる保険料の差はかなり大きいと言えます。
車両保険は入るべき?
車両保険の保険料は、自動車保険の保険料全体に最も大きいウェイトを占めます。
したがって、年式が古くて時価額が低い自動車については加入の必要はないでしょう。年式が新しい場合やローン支払中などの場合、あるいは近頃増えている盗難が心配な場合には、保険料と補償額のバランスをよく考えた上で加入を検討すべきです。
車両保険に関しては、さまざまな特約が用意されていて、保険料を節約する工夫をすることが可能です。
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